僕へ

見てきましたよ!!!!
ジェネラル・ルージュの凱旋
特報のときからもーずっと楽しみにしてて、
今日ようやく見てきました。父と妹と3人で。

海堂尊さんの作品の中でこれが1番好きなので、
わくわくドキドキ見にいってきたんだけどね…


とりあえず、堺雅人がステキすぎた。
最初はなんかイメージと違うなと思ってたんだけど、
(私の中で速水先生は佐藤浩市なのです)
なんだか猟奇的な感じもよかったし、
「ジェネラル」っぷりもステキだった。


この人いい顔するのよね。私しびれちゃった。
大好きになったよ、堺雅人。この作品は彼のひとり勝ちですね。


2時間くらいの映画なんだけど、あの本1冊分すべてを表現するにはやっぱり無理があるみたいで、
(まぁ当然だよね)
私が原作本の中で「おもしろくない」と思った部分が、そっくりそのままカットされてたのには驚きました。

つまり、
私がおもしろくないと感じた部分=絵にならない部分

よって私は原作本をひとつの「ドラマ」として読んでたのね。
だから絵になりやすい「ジェネラル・ルージュ」が好きなのかも。
(それに加え救命救急もミステリーも好きだしね)


話は戻ります。
私が「おもしろい」と感じた部分の多くが映画のシーンにも登場するんだけど、
肝心の「色恋沙汰」の部分が全然ないの!!!!!!

如月翔子ってキャラが全然生きてこないの。
彼女かなりいいポジションなのに、
映画の中ではただ花房師長に嫉妬してるだけにしか見えてこない。
彼女の、速水先生に対するちょっとした片思い??みたいなのがあって、
私の大好きなラストシーンにつながるのに…。


そこは非常に残念。


ま、主役は竹内結子阿部寛だもんね。


個人的には速水先生を主役におきたいところなんだけど。


原作のラストシーン(速水先生と花房師長が病院を去るシーン)が本当に大好きで、
最後にジェネラルは人間に戻る、
それから、花房師長がバラの花束をぶつけるところなんかかなりの涙モノで、
どんな風に出てくるだろうと楽しみにしてたのに、、、



出てこず。



がーーーーーーん。



私が監督だったら、

・花房師長がバラの花を派手に散らす。
・速水先生師長を抱きしめる。
・師長泣く。速水先生は微笑みながらさらに抱きしめる。
・バラの花びら舞い上がる。
・ここでエンディングテーマ「僕へ」(EXILE)
・翔子ちゃんひとり回想。
・エンドロール。

こんなラストシーンを描きます。


ともかく、いい作品だったよ。
いろいろリアリティに欠けるとことか、おいおい…って部分もいくつかあったけど。

例えば、
ドクターヘリが虫みたいにいっぱい飛んでくるとこ。
(でもヘリの飛来を目にする堺雅人の表情は激萌えですよ!!!!)
絶対ありえない。
それから、
骨折してドクターヘリに乗ってくる阿部寛
救急車のコンビニ利用があれだけ問題になっているご時勢にこんな呑気にヘリ乗って来るなよということに
なぜ気づかない??


それでも、たぶんもう1回見に行くんだろうなぁ。
今度はひとりで、無心で堺雅人を見つめていたい。


そうそう。
この映画で最高に良かった部分、エンディングテーマ。
EXILE「僕へ」
私の妄想するラストシーンにばっちりあってるし、
ジェネラルの人間らしさ、心みたいなものがにじみ出てる気がして。


それでも必ず、また人を愛す。


ステキ。